「なりたい自分を考えて」

奥三河37事業所がアピール 先輩3人の講話も/新城有教館高校で企業説明会

2024/03/15

企業の説明を聞く生徒ら(新城有教館高校で)

 企業の人手不足感が強まる中、県立新城有教館高校で13日、奥三河に事業所を置く37の企業、団体などが業務内容や働きがいを生徒にアピールする説明会があった。社会人になった卒業生の講話もあり、「高校生のうちに、まず自分がどうなりたいかを真剣に考えてください」と後輩たちに呼びかけた。

 新城市、ハローワーク新城と同高が主催し、製造業、建設業、社会福祉法人など多様な業種が1社1教室を使って出展した。1、2年生のうち約260人が希望の企業を巡る形で話を聞き、真剣にメモを取った。

 各社の説明会に先立って、体育館では2年前に同高を卒業した3人が講話を行い、自身の仕事ぶりや就職を決めた経緯を紹介した。

 新城森林組合で働く鈴木英彦さんは、就職後の変化について「初めの頃は緊張して質問もできなかったが、退職することになった上司がいるうちに、分からないことは質問して解決していこうという考え方になった」と振り返った。

 また、高校生のうちに夢を持つべきだとして「自分で決めた道なら、悔しい思いをすることはあっても後悔はないと思う。社会人になると考える時間がないので、今、自分のことを考えてほしい」と語った。

 高校生の就職活動は3年生の7月ごろに企業見学が始まり、9月以降に入社試験となる。市産業政策課の小柳津駿主事は「高校生が知らない業種も多いので、就職活動に入る前に魅力的な企業があることを知ってもらいたい」と話している。

後輩たちに話をする鈴木さん(同)

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