養老孟司さんが虫捕りイベント

「さがらの森」で親子ら/蒲郡マリンLC35周年記念事業

2024/04/16

参加者と一緒に虫に見入る養老さん

 蒲郡市相楽町の「さがらの森」で14日、解剖学者の養老孟司さん(86)と地元の親子らが虫捕りを楽しむイベントが開かれた。

 親子らは、さがらの森に整備された遊歩道を2時間ほどかけて歩き、昆虫を探した。養老さんは、カエデなどの枝葉を棒でたたいて揺らし、落ちてくる虫をネットに集めた。そのうちの何匹かをつまみ上げ、筒状のプラスチックケースに入れた。「こんな天気のいい日は、虫がすぐ逃げるから気をつけて」と子どもたちに声をかけていた。

 子どもたちは珍しい虫が捕れると養老さんに見せて、名前を聞いた。養老さんはその全てに答えていた。養老さんが好きなゾウムシが見つかると、親子らは色めき立ち、一緒に見入った。豊橋市の小学5年生・中村元春君(10)は「イナゴやナナフシが見つかって満足。いっぱい虫が出てくる夏が楽しみ」と笑顔で話した。

 養老さんは、今年35周年を迎えた蒲郡マリンライオンズクラブの招きで来訪した。前日の13日には蒲郡商工会議所で講演会「虫好き集まれ!趣味に生きる」もあり、約300人が耳を傾けた。企画したクラブ幹事の竹内元一さんは「自分も虫好きなので、養老先生に来ていただけて良かった。子どもたちにも刺激になるのでは」と話した。

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