黄柳川沿いの畑で/新城市竹ノ輪
2024/04/16
山里に泳ぐコイのぼり(新城市竹ノ輪で)
新城市の山あいにある竹ノ輪の黄柳川沿いの畑で、近くの建設会社役員の田中紹元(つぐもと)さん(76)が揚げた多くのこいのぼりが元気よく泳いでいる。
全部で130匹。長さ30メートルのロープを10本ほど張り、取り付けてある。10年ぶりに訪れたという豊橋市飯村の樋口堅太郎さん(50)の家族は、「新緑の中を泳ぐこいのぼりはきれい」と笑顔で眺めていた。
田中さんは「浜松や豊橋などから多くの方が見に来てくれるようになりうれしい」と話す。5月5日まで眺めることができる。
2009年に過疎化する地域の活性化のため、使われなくなったこいのぼりを集めて揚げようと考え、住民らに声を掛け、集まった100匹ほどを揚げた。それ以来、毎年3月の最終日曜日に設置している。雨風にさらされため毎年20匹ほどが駄目になるので、新たに譲り受けたこいのぼりを入れ替えている。
今年は夫婦だけで作業で、ベランダ用の小さなこいのぼり30匹を加えた。1日3回、見に行って、絡まったものを直しているという。