目指せ東三河フードバレー

農家と有名ホテルコラボ「食」の魅力体感/豊橋でランチビュッフェの会初の屋外開催/一日限りの特別料理に舌鼓

2024/05/27

地元食材をふんだんに使った料理の数々(ホテルアークリッシュ豊橋で)

 東三河では、卓越した栽培技術を持つ農家と有名ホテルがコラボレーションし、「食」の魅力を体感できる機会を住民に提供する取り組みが進んでいる。その先にあるのは「東三河フードバレー構想」の実現だ。

 26日、豊橋市駅前大通1のホテルアークリッシュ豊橋で開かれた「SPECIAL FARMERS COLLECTION SPRING2024」というランチビュッフェの会。植栽を多くするなどリニューアルし、この日お披露目された開放的な「ザ・ガーデン」で、120人の客が同ホテルの今里武総料理長が腕によりをかけた一日限りの特別料理に舌鼓を打った。

 食材を生産した農家の団体「農民藝術創造倶楽部」のメンバーも招かれ、同市駅前大通2のエムキャンパスフードの屋上農園のプランターなどで育てた作物への思いやこだわりを客らに直接語った。

 会場の一角では、地元産の農産物や加工品を販売する「東三河マルシェ」も好評を博した。

 主催した同ホテルやエムキャンパスフードによると、同様のイベントは3回目。過去2回は室内でのフォーマルなディナーだった。子ども連れでもカジュアルに参加できるよう初めて屋外でのランチにした。

 旬の農産物が豊富にある秋だったこれまでと異なり、春と夏の間の時期に実施するのも初めてで、冷凍保存や加工した食材を使って開催にこぎつけた。

 中部ガス不動産エムキャンパスフードグループの久曽神(きゅうそじん)真営業企画マネージャーは「食を楽しみ、生産者に興味を持ってもらえたら」と期待を示した。

 こうした農家とホテルのコラボ企画は、同ホテルなどを傘下に持つサーラグループとそのパートナー企業、生産者らが提唱する「東三河フードバレー構想」の一環。同構想では、世界中から農業ベンチャーやフードビジネス関係者が集まることで東三河がブランド化し、自分のまちを好きになり、まちに住みたい、人を呼び込みたいと思える「シビックプライド」を住民が持つことを目指している。

目移りするような品ぞろえ(同)

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