サポートや読み聞かせ、実験教室の生徒らに感謝状
2024/06/11
セレモニーに参加した皆さん(田原市渥美図書館で)
田原市渥美図書館は8日、館内で開館30周年の「ありがとうセレモニー」を開き、同図書館を支えてきた3団体に感謝状などを贈った。
渥美図書館は旧渥美町時代の1994年6月9日、蔵書能力16万冊の図書館として開館した。
感謝状を贈られたのは、県立福江高校とボランティア団体「おはなし手のひらの会」、福祉施設のデイサービス福江。
福江高校は開館当初から、生徒有志が図書館ボランティアとしておはなし会に協力。現在、みさきクラブの生徒たちが2017年から始まった子ども向け実験教室の企画、運営にも携わっている。
おはなし手のひらの会は開館翌年の95年から、第2・4土曜に絵本の読み聞かせを実施。デイサービス福江は2年前から、館内に展示する昔話などを模した飾り物を作っている。
福江高みさきクラブの3年、土井真緒さんは「移動図書館も含め渥美図書館には思い出がいっぱい」、3年の杉浦元気さんは「30周年イベントに参加したい」とそれぞれ話した。
手のひらの会の役員、黒田安子さんは自身の子育てのころから関わり「おはなしを聞く子どもたちの反応がうれしく、元気ももらう。こんな面白い絵本があるよと伝えたい」と話した。
是住久美子図書館長は、協力に感謝した上で「地域になくてはならない役に立つ図書館を目指します」と述べた。