観光振興のアイデア出し合う/新城市内で
2024/07/17
生徒らの話し合い。下江市長も立ち会った(鳳来中学校で)
新城市は15日、中学生がまちづくりについて考える「つながる地域と若者の輪」を開催した。市内の3校から15人が参加し、鳳来寺山の麓にある湯谷温泉や宇連川を見学。観光関係者から説明も聞いた上で、どう活性化を図るかを話し合った。
議論は3グループに分かれて行い、市の若者議会の委員を務める高校生らがサポートした。下江洋行市長も立ち会った。
生徒からは、湯谷温泉を歩いて感じた魅力について「温かい温泉と涼しい川の両方を体験できる」「水がきれい」「歴史もある」などの意見が挙がった。
一方で「地元でも湯谷のことを知らない人がいる」「平日に観光客が少ない」といった課題を指摘。「歴史の看板を作り、外国人が読めるよう英語を入れる」「観光大使に発信してもらう」などのアイデアを出した。
最後に下江市長が生徒らの発表に対してコメント。「夏休みで市外、県外へ出掛けた時も、生かせるヒントがないか気にして、フィードバックしてもらいたい」と呼びかけた。
参加者のうち、東郷中3年の石崎麻美香さんは「湯谷温泉では川の水が透明で感動した。他の中学校の仲間と関わることができ、楽しかった」と感想を語った。