915人の青春詰まった一冊

豊根中学校創立50周年記念誌発行

2024/12/08

出来上がった記念誌

 1974年に開校した豊根中学校の創立50周年記念誌を、豊根村教育委員会がつくった。各年度の卒業写真に加え、学校行事、部活動や寮生活のスナップを数多く掲載し、歴代の卒業生898人と在校生17人の青春が詰まった一冊となった。

 豊根中は村内にあった三つの中学校をまとめる形で新設され、初年度は生徒130人が在籍。2015年には富山中が統合され、村内唯一の中学校となっている。記念誌の年表を見ると、豊根中が吹奏楽コンクール、弓道大会などで活躍してきたことが分かる。

 最近まで全寮制で、生徒は3年間寝食をともにした。記念誌では、20年に閉寮となった「志高寮」の見取り図や生活スケジュールも紹介している。

 A4判96ページ。今年春に50回目の卒業生を送り出したことから、制作した。教育委員会は村内の希望世帯に加え、村を離れた卒業生などにも配布する考えだ。

 山本明弘教育長は「懐かしい光景が載ったよい記念誌ができたので、ご入り用の出身者は声をかけてほしい。村を思い出し、これからも応援をお願いしたい」と話している。

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