鳥インフル警戒呼びかけ/豊橋市畜産防疫対策協議会
2024/12/08
家きん農家に配布された消毒薬(豊橋市提供)
豊橋市内の畜産農家や農業団体、行政機関で構成する市畜産防疫対策協議会(会長=伊藤友之JA豊橋代表理事組合長)はこのほど、高病原性鳥インフルエンザへの防疫意識を高めようと市内の家きん農家26軒に消毒薬を配った。
同協議会によると、ニワトリやウズラ、アイガモを飼育する農家1軒あたり消毒薬2リットルと、衛生管理の徹底を呼びかける通知を送った。消毒薬は500倍程度に希釈し、畜舎や車両に噴霧するほか、畜舎内の長靴の漬け置き用として使うという。
今シーズンは10月17日に北海道の養鶏場で国内1例目の高病原性鳥インフルエンザが発生し、その後も全国で確認されている。愛知県内では11月25日に大府市で死んだ野鳥からウイルスが検出された。
同協議会の事務局がある市農業支援課の髙木美和課長補佐は、市内で発生した2年前を引き合いに「そういう事態を二度と起こさないよう、できることをして防いでほしい」と話している。