田原で食用菜の花収穫
2025/01/30
食用菜の花を収穫する田原菜の花エコネットワークのメンバー(田原市加治町で)=提供
NPO法人田原菜の花エコネットワークは、田原市内の遊休農地を活用して食用菜の花を育てている。今月中旬から収穫を始め、同市内のスーパーマーケット「フードオアシスあつみ」などで販売、食用菜の花が一足早い春の訪れを告げている。
同市加治町の畑約800平方メートルに昨年10月中旬以降、約800株を定植し、無農薬で育てている。今季は雨不足などの影響で例年よりも生育が大幅に遅れ、20日ほど収穫が遅いという。週2回程度、メンバーが摘み取り、出荷の最盛期は2月上旬以降を見込む。
販売は、加治町の国道259号沿いにある菜の花畑でも2月23日までの毎週日曜に行われている。
菜の花の栽培は、同NPOが中核を担う菜の花エコプロジェクトの一環。プロジェクトは、遊休農地の健全化を図りながら、菜の花から食用油を生産するとともに、廃食用油を軽油代替燃料にリサイクルする資源循環型の地域づくりを目指している。