豊橋の細谷小と西郷小学校/普及のための取り組み共有
2025/01/30
青い目の人形「エセル」を見せる児童(豊橋市細谷小学校で)
1927(昭和2)年に米国から親善のために贈られた「青い目の人形」を保有する豊橋市立細谷小学校と市立西郷小学校は29日、両校でオンライン交流会を開いた。細谷小の6年生6人と西郷小の5年生18人が参加し、人形について調べたことや普及のために取り組んだことを共有した。
西郷小の児童らは、同校の人形「コネタ」について、戦争中に隠されたことで焼失を免れ、1987年に発見されたこと、「クリスティーナ」と「エレノーア」という新しい人形2体が米国から贈られたことなどを発表した。
細谷小の6年生らは、同校の人形「エセル」の普及のため、他学年にエセルについて歴史や意味を伝えたこと、「青い目の人形カード」のガチャガチャをダンボールで作ったことなどを披露した。
細谷小の6年生は「人形についてさらに理解を深めることができた」「人形の広め方のアイデアが参考になった」「人形の伝統を受け継いでいきたい」などと感想を話した。
両校は、新型コロナウイルス禍前は毎年1回、各学年で対面での交流を続けていたが、昨年10月30日にコロナ禍明け初の交流会をオンラインで実施し、今回2回目となる。