交流通じて学び深める

豊橋市の「SDGs 推進パートナー」/取り組みの実践現場見学/パートナー同士ヒント共有も

2025/02/09

日東電工豊橋事業所で行われた交流会の参加者によるディスカッション(豊橋市提供)

 SDGs(持続可能な開発目標)の達成に積極的な企業・団体が登録する豊橋市の「SDGs推進パートナー」は、取り組みの実践現場を見学し、交流を通じて学びを深めている。

 先月29日、パートナー登録している日東電工豊橋事業所で、17のパートナー企業・団体から計25人が参加して交流会が開かれた。

 交流会では、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を出さない同社の新しい建物を見学したり、廃プラスチックを再利用する仕組みを学んだりした。グループディスカッションも行った。

 参加者からは「実際の現場を見ると分かりやすく、とても参考になった」とか「工場見学などでその実態や具体的な取り組みを知ることができ、非常に良い機会となった」などの感想が聞かれたという。

 市は、パートナー企業・団体がSDGsの達成に向けた行動の現場に出向く交流会を2024年度から始めた。今回は24年7月のリコージャパン豊橋事業所に続き2カ所目。それまでは市役所で交流する場を設けていた。互いの取り組み事例を見る機会を提供することでパートナー同士がヒントを共有し、導入拡大につながると期待している。

 市政策企画課の菅沼紗代子課長補佐は「今後も情報交換の場があるといい」と話している。

 市のSDGs推進パートナーは20年9月から登録を始めた。

 制度の発足当初に61社・団体だった登録数は、その後順調に数を伸ばし現時点で全国から申請した793社・団体が登録しているという。

2025/02/09 のニュース

日東電工豊橋事業所で行われた交流会の参加者によるディスカッション(豊橋市提供)

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

きらり東三河サイト

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP