地域スポーツ企画「とにすぽ」
豊川西部中の近藤紗杏弥 「悔いの残らない走りを」
2025/02/09
全国屈指のスピードとスタミナを兼ね備える近藤紗杏弥
2025年、8月に沖縄県で開かれる全日本中学校陸上選手権(全中陸上)へ向けて、東三河の選手たちが新たな可能性に挑戦する。参加標準記録を突破して大舞台へ飛躍することはできるのか。
◆最後の1年へ
昨夏、福井県で開かれた全中陸上の女子800メートル。豊川西部中学校の近藤紗杏弥(2年)は、予選4組を2分26秒03の8位で終えた。決勝進出には10秒以上も届かず、全国の大きな壁を感じた。
そこから、わずか半年。近藤の自己ベストは2分15秒台まで伸びた。レース条件が整えば十分に表彰台を狙えるタイムだ。今年は、800メートルのスピードだけでなく、1500メートルでも戦えるスタミナを強化し、2年連続の大舞台を目指す。
昨年末の全国中学校駅伝、豊川西部は1区の熊本みくるが8位と好スタートを切り、アンカーの近藤が6人抜きの快走を見せた。結果こそ30位だったが、全国大会の大舞台で戦える手応えをつかんだ。
今年の目標は、全中陸上と全国中学校駅伝、全国女子駅伝に出場し、全国トップ級の選手たちと互角に戦うこと。近藤は「悔いの残らない走りをしたい。ずっと、みくると一緒に頑張ってきた。2人で日本一に挑戦したい」と意気込んだ。