火災・疫病よけ願い厳かに
2025/02/09
たいまつと鈴を手に歩く巫女(砥鹿神社で)
豊川市一宮町の砥鹿神社(岩崎和夫宮司)で7日夜、火災・疫病よけの神事、火舞祭(ひのまいさい)が営まれた。
境内にある末社八束神社前に、地元一宮町の消防団や町内会、氏子総代ら約30人が集まり、笛と太鼓の雅楽演奏の中、神剣神事などの儀式が行われた。
火鑚(ひきり)神事では、神職らが木をこする昔ならではの方法で火を起こし、その火を「花」と呼ばれるたいまつに移し、これを持った巫女(みこ)が片方の手で鈴を鳴らしながら神職の周りを歩いた。
カメラのフラッシュ撮影も禁ずる厳粛なムードの中、参列者は火災や病気の流行が起こらないよう祈願していた。