新城市/食材費高騰「速やかに積算」/市観光協会職員総入れ替え? 市「しっかり支援」
2025/03/12
新城市学校給食センター(昨年7月)
新城市議会3月定例会で11日、市教育委員会は市内の小中学校19校の給食費を値上げする見通しを明らかにした。桜本泰朗教育部長が「コメ、野菜などの食材費が高騰し、2025年度の早い段階で給食費を増額せざるを得ない状況になる」と述べた。
カークランド陽子議員の一般質問に対する答弁。それによると、25年度の給食に用いるコメ、パンなどの主食や牛乳の価格が今月3日、愛知県学校給食会から提示され、いずれも値上がりした。中でもコメは6割程度の増額となった。
桜本部長は「速やかに積算して値上げの判断を行う」と説明した。新城市の今年度の給食費(1食単価)は小学校280円、中学校330円だった。
一方、加藤宏信産業振興部長は新城市観光協会について、職員ら全3人が年度内に辞める可能性があると明らかにした。「(新しい)職員は決まっていない。当面は市観光課が事業を確実に実施していけるよう(支援を)考えている」と述べた。
観光協会は23年、任意団体から一般社団法人に衣替えして新体制に。しかし、以前からいた事務局長を含め2人が今年度に入って既に辞職。法令に抵触する形で事務所移転した問題も起き、混乱が続いている。
これに関連し、下江洋行市長は「観光協会の新たな体制をしっかり支援していく。市職員を派遣する用意もしている」と答えた。
観光協会に関しては、カークランド議員、山田辰也議員が質問した。