予算組み替え動議可決

豊橋市議会予算特別委/豊橋総合スポーツ公園整備事業費減額/市長予算案撤回 新たな補正提案

2025/03/12

予算案の組み替え動議を賛成多数で可決した(豊橋市議会第1委員会室で)

 豊橋市議会は11日、予算特別委員会を開き、豊橋総合スポーツ公園整備事業費を減額した2024年度一般会計補正予算案の組み替え動議を賛成多数で可決した。これを受けて長坂尚登市長は予算案を撤回した上で、新たな補正予算を提案した。

 豊橋球場の移転先として三河湾に面する総合スポーツ公園南側に3面を整備するための7・2ヘクタールの用地費と実施設計費について、市は3月定例議会に約6億1000万円を減額することなどを盛り込んだ補正予算案を提出した。

 11日の予算特別委で自民党の市議14人は、この補正予算案の組み替え動議を提出。野球やソフトボール関連の9団体から整備事業の継続要望が出されていること踏まえ、減額提案を「豊橋総合スポーツ公園B地区野球場整備事業」へと組み替えるほか、事業再開時に「実効性が担保され、速やかに執行できる予算編成」と、財源について市当局が「適切に対処」することを求めた。

 採決の結果、動議は自民、公明両党やまちフォーラムなどの賛成多数で可決された。

 その後、急きょ本会議が開かれ、長坂市長は予算案の撤回を正式に表明、承認された。

 夕方に再び開かれた本会議で、長坂市長は撤回前の予算に約6億1000万円を増額した補正予算案を示し、来年度に繰り越すと説明。組み替えた予算案は、続く予算特別委で賛成多数で可決された。12日の本会議で採決される。

 浅井由崇前市長の時代に計画された豊橋球場の移転をめぐっては、豊橋公園内にあった球場の代わりに総合スポーツ公園南側にメイン球場とサブグラウンド2面を整備し、跡地に新アリーナを建設する予定だった。昨年11月の市長選で新アリーナ計画の中止を訴えた長坂市長が当選したことで、球場移転に向けた作業も中断された。

補正予算案の撤回を表明した長坂市長(豊橋市議会議場で)

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補正予算案の撤回を表明した長坂市長(豊橋市議会議場で)

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