地元企業訪問「オープンファクトリー」
世界規模のシェア誇る自動車用エアコン膨張弁のトップメーカー
2025/08/23
躍進するグローバルネットワークを紹介
豊川市大木町の不二プレシジョン豊川事業所には7月28日、県立豊橋工科高校機械科2年の山本秀斗さんが訪れ、豊川事業所総務課の髙木雄哉主事の案内で工場を見学した。
同社は、世界規模のシェアを誇る自動車用エアコン膨張弁のトップメーカーで1985年に豊橋で創業し、豊川事業所は2018年に稼働した。製造している「カーエアコン用・機械式膨張弁」は国内の90%の車に、世界では60%の車に搭載され、こうした製品を作り出す背景や技術力について聞いた。
その上で、豊川事業所内の手動組み立ての職場と自動組み立ての職場、「安全と環境」を徹底的に追及している企業として取り組んでいる安全教育コーナーなども見学した。
山本さんは「ロボットの作業が印象的。ネットの画像で見るよりも仕事内容がよくわかり、工場内もきれいで快適で、様々な事柄が分かりやすく表示されていることもわかった」と感想を述べ、「体験することの重要性を感じた。もっといろいろな企業を見てみたい」と話した。
髙木主事は「工場の仕事や働く環境は現場に来てみないとわからないと思う。今回の見学体験を今後に役立てていただければ」と語った。