市内小中高生が夢など語る

新城で「聞いてください私の話」開催

2025/08/23

ドッジボール大会を語る庭野小の2人(新城文化会館で)

 新城市の児童生徒が思いを語る「聞いてください私の話」が22日、新城文化会館で開催され、小学5年生から高校2年生までの23組46人が自分のことばで地域、学校への思いや今夢中になっていること、将来の夢などを語った。

 庭野小6年の山本恭伍さんと熊谷逞汰さんは「ドッジボール交流会」について発表した。2人は、市内大会での同校優勝を目指して練習したが、学校単独の参加ができなくなった。

 合同チームでの参加となったが、そこで新しい仲間と出会い「一緒に過ごした時間が宝物になった」と振り返る。「勝つことだけが大事ではない交流会の意義がわかった」と語った。

 新城有教館高校2年の片桐心和さんは「目指せ!地球にやさしい農業」のテーマで、市内黄柳野でトマトや小松菜を栽培する祖父の農業について述べた。祖父を手伝い、思いに触れ、脱炭素化、ココバッグ栽培など、「地球にやさしい農業を進めていきたい」と考えた。食品加工にも力を入れたいと、スムージーにも挑戦した。「温暖化の影響の少ない品種開発を目指し、進学して学び、実現していきたい」と夢を語った。

 下江洋行市長は「先入観のある大人と違い、皆さんの話は純粋で核心をついている。この場に立ち、堂々と語る皆さんの姿はすばらしい」とたたえた。

 最後に、市学校教育課の安井研二課長が、どの発表にも「メタ認知」が含まれていたとし「自分をしっかり見つめ、考え、そこから行動に移し、未来を変えようとしていてすばらしい」と話した。さらに、この場に立った勇気を称賛し「親孝行にもなり、学校の仲間、地域へとつながっていく」と述べた。

夢を語る片桐さん(同)

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