3月末まで特別展「おはなしおばさんのかわいい仲間たち」/キャラたちが演奏や歌う様子表現
2025/03/27
「おはなしおばさん」こと平野さん㊥(蒲郡市立図書館で)
自作童話の語り聞かせを続ける「おはなしおばさん」こと、元保育士の平野京子さん(70)=蒲郡市=による特別展「おはなしおばさんのかわいい仲間たち」が、同市立図書館で開かれている。今月末まで。
春恒例の展示で、今年は「春の音」がテーマ。平野さんがつくり出したキャラクターたちが楽器を演奏したり、歌ったりする様子が表現されている。
会場には、平野さんが「おはなし会」で使うユニークな帽子や縫いぐるみ、フェルト製のマスコット人形など100点が並ぶ。古着やペットボトルのキャップ、牛乳パックなどを材料に手作りしているという。
平野さんは、自身の子育てが落ち着いてから「おはなし会」を始めて30年。保育園や児童館などで年に80回ほど、おはなし会を開いている。自作のおはなしは50ほどあるという。
会場を訪れる子どもたちは「おはなし会」のファンも多く、人形で遊んだり、絵本を見たりして思い思いに過ごしている。娘の瑚乃香ちゃん(6)と訪れた同市形原町の遠山愛子さんは、「季節ごとの手作り帽子が面白い。フェルト素材のおもちゃも温かみがあって、子どもが喜びます」と笑顔だった。
平野さんは「子どもは大きくなっても、膝に座らせると自然と笑顔になる。触れ合いは大切。子育てを楽しんでほしい」と話した。
午前9時~午後7時。期間中の28日は休館。