HPVワクチン接種費用助成で豊川市
2025/03/27
豊川市によるHPVワクチン接種費用の助成案内
豊川市は、若年層の女子を対象とするHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン接種費用の助成を、4月の新年度から男子にも拡充する。
HPVは主に性交渉で感染するウイルスで、女性では子宮頸(けい)がんの原因となるが、男性でも中咽頭がんや肛門がん、尖圭(せんけい)コンジローマなどの疾患の原因になる。ワクチンを接種することで自身の疾患を予防するだけでなく、性交渉による感染から女性を守ることにつながる。
対象は小学6年生の年度初日から高校1年生相当の年度末日までの男子。ガーダシル(4価)を3回接種する。1回目から2カ月の間隔をおいて2回目を接種し、3回目は1回目の接種から6カ月後に行う。
助成額は1回あたり1万4000円(3回で最大4万2000円)。期間は4月1日から来年3月31日まで。
接種の流れとしては、市内の委託医療機関に直接連絡して予約。配布される予診票を使用して接種した後、接種費用から1万4000円を差し引いた金額を医療機関に支払う。
女性に対しては接種費の全額を助成しており、市では今月31日までに1回でも接種し、全3回の接種が完了していない人を対象に、来年3月まで無料接種期間を延長している。
問い合わせは保健センター=電話0533(95)4801=へ。