27日に田原市で初のミーティング/フリマや抽選会など多彩に
2025/04/22
会場となるたはらカブミーティングと実行委の加藤委員長(にさきCAMPで)
小型バイクの「カブ」好きは集まれ―。田原市のバイク仲間らが実行委員会をつくり27日、市内仁崎町のにさきCAMP(仁崎キャンプ場)で初の「たはらカブミーティング」を開く。渥美半島を周遊するカブラリーが計画されバイク関連業者の出店数が決まり、「カブ主」を迎える準備を進めている。問い合わせも相次ぎ、実行委は手ごたえを感じている。
■年季が魅力
ホンダの二輪車販売店などによると、カブは1950年代から生産され、歴史がある。女子高生が「スーパーカブ」に乗ったアニメが2021年に放送されて話題を呼び、20年から約3年間のコロナ禍も重なりキャンプやツーリングが注目され、その足として脚光を浴びた。カブミーティングはかなり前からあるが、「集まるカブにブランド力や年季があり、魅力の一つでは」とみる。
実行委がカブミーティングの開催を決めたのは昨年11月。加藤高志委員長が「バイクを絡めた催しで地域の活性化につなげたい」と渥美半島観光ビューローのアウトドアイベントに協力した静岡県森町の二輪車用品販売の「デイトナ」に相談し、カブミーティングを勧められたのがきっかけ。バイク仲間ら6人が集まって実行委をつくった。すでに県内や岐阜、三重、静岡の東海4県を中心に滋賀県からも問い合わせや連絡があり、日増しに多くなっている。
カブミーティングは3月末に岐阜、今月中旬に大雨の中で奈良であり、どちらも約700台が集まったという。実行委は「岐阜、奈良を上回るカブ主が集まって」と呼びかけている。
■カブラリーも
当日は午前10時~午後3時まで。カブ以外のバイクの参加も大歓迎だ。カブミーティングに花を添えるイベントも多彩。市内の観光スポット4つと飲食店2店のうち、スポット2つまたは飲食店1店を回りスタンプを押してもらって午後1時までに戻れば、抽選で賞品が当たるカブラリーを展開する予定。バイク関連業者など15店が出店するフリーマーケットやキッチンカー10店がお目見えする。後方支援するビューローが観光をPRし、県東三河総局が交通安全啓もう品を配る。田原署のミニ白バイの展示も。
協賛店が提供した商品の抽選会があるほか、参加者全員に渥美半島をかたどりカブのボディーを配色したステッカーをプレゼントする。参加費は駐車料を含め500円。
「『カブ談議』に花を咲かせ、交流を深めてもらえれば」と実行委員の田中宏明さん。愛用する1962年製のスーパーカブで駆けつけるつもりだ。ビューロー担当の岡田美奈さんは「バイクがきっかけで渥美半島に遊びに来て、巡ってほしい」と話す。
問い合わせは田中さん
=電話0531(36)5454=へ。