地域スポーツ企画「とにすぽ」
「打倒・私学四強」成る
2025/08/04
愛知大会は、6月27日にパロマ瑞穂野球場で開会式が行われ、約1カ月間にわたる熱戦が幕を開けた。豊橋中央は初戦から順調に勝ち上がると、4回戦でシード校の誠信に7回コールド勝ち。昨夏の雪辱戦となった杜若との準々決勝を6―1で快勝し過去最高の4強に並んだ。
愛工大名電との準決勝は、両校の気迫と意地がぶつかり合う熱戦。豊橋中央が2回までに3点をリードし、終盤で追いつかれるも8回裏に勝ち越し勝負強さを発揮した。悲願の甲子園を懸けた東邦との決勝は、延長11回タイブレークに突入する激闘。最後は豊橋中央ナインの勝利への強い気持ちが相手を上回り、1点差の大接戦を制した。
決勝までの3試合を1人で投げたエース髙橋大喜地、強肩巧打でチームを支える女房役の松井蓮太朗など、打倒・私学四強へチーム一丸で挑んだ東三河出身の子どもたちが、地元の期待を力に変えて見事に大舞台への切符をつかみ取った。