堀井オカリナ新城教室が発表会

28曲成果を披露／生徒やプロの演奏、観客魅了

2025/05/18

演奏を披露する堀井さん（新城市大野の美術珈琲鳳来館で）

　ダブルオカリナ奏者の堀井房子さん（蒲郡市出身・名古屋在住）が主宰する堀井オカリナ新城教室の「第６回発表会」が16日、新城市大野の美術珈琲鳳来館で開催された。

　教室の生徒13人が、エレクトーンやＣＤ演奏をバックにソロやデュエットで、演歌、フォーク、歌謡曲、クラシックなど、28曲を披露し、全員で「ピクニック」「夏は来ぬ」を演奏した。演奏には、２つの吹き口を使用することにより２オクターブ以上の音域まで奏でることができるダブルオカリナが使用された。それぞれの生徒が選曲し、自分らしい音色で表現し、曲が終わるごとに大きな拍手が送られた。

　最後に、堀井さんが「さとうきび畑」「涙そうそう」を披露し、観客はプロの演奏に魅了された。感嘆の声と拍手の中、アンコール曲としてトゥーランドット「誰も寝てはならぬ」が演奏された。

　会を終え、堀井さんは「皆さん、よく練習し、上手にできただけでなく、自己表現することも覚えてくれた」と喜んだ。日頃ボランティアとして活動していることにも感謝した。「いずれ新城でもコンサートを開いてみたい」と夢を語った。

　堀井さんは、若い頃から音楽の道を歩み、合唱、吹奏楽、オーケストラ、ハンドベルなどを経験し、現在のオカリナにたどり着いた。同市長篠の市民センターほうらいで月２回開かれる新城教室のほか、名古屋教室、蒲郡教室を開いている。