地元企業指導で渥美農高2年生が臨む/田原
2025/06/07
社員の指導を受けながら生徒の操作で動く重機(田原市加治町で)
田原市の県立渥美農業高校の2年生が4、5両日、地元の建設会社、藤建設の指導でドローン(小型無人飛行機)や重機などの操作を体験した。
建設会社の仕事を生徒に実習を通して学んでもらおうと企画。4日は、19人が校内で建設業について説明を聞いたあと、近くの屋外実習場で同社が現場の空撮などで使用しているドローンや建設機械などを操作する体験に臨んだ。
ドローンを実際に飛ばしたほか、重機で木材をつかんだり、トラックに積載したクレーンを手元の装置で動かし、コンクリートの塊を吊り上げて移動させたりした。生徒全員がそれぞれ体験した。
社員が丁寧に教え、仕事の内容や社内の雰囲気なども伝えた。藤城敏光代表取締役は「建設業の仕事や地域に貢献していることを知ってもらえたと思う。進路を考える際には、この経験を思い出してもらえれば」と話した。
女子生徒2人は「めったにない機会で、楽しかったです。コンクリートの塊を吊り上げた時、風で揺れたのでこれを仕事にしているのはすごいと思ったのと同時に、大変さを知ることができました」と振り返った。