手作り記念品「火縄銃と馬防柵」

長篠・設楽原鉄砲隊員の今泉さん製作

2025/06/11

製作した記念品と今泉さん(新城市富永の今泉さん宅で)

 新城市の長篠・設楽原鉄砲隊員として発足時から活動してきた同市富永の今泉義一さん(90)がこのほど、手作り記念品「火縄銃と馬防柵」を製作した。

 記念品は縦が6センチ、横が15センチの焼き杉板に6本の木で高さ10センチの馬防柵を組み、竹とボールペンで銃の形にしたキーホルダーを添えた。キーホルダーには「一放一念 浄の音放つ」とシールが貼られている。「設楽原の決戦」「鉄砲隊」を解説したプリントも添えられている。

 今泉さんは、鉄砲隊結成の1990年から35年間活動してきた。現役を引退した機会に、鉄砲隊への感謝と今後の願いを込めて50個製作した。

 15日に開催される設楽原決戦場まつりで、火縄銃演武をする仲間の隊員や信州真田鉄砲隊員ほかに贈るという。

 今泉さんは、種子島の火縄銃サミットで400丁の中で撃ったこと、オーストラリアでの侍サミット、武田神社での演武などが思い出深いという。所有していた火縄銃3丁は設楽原歴史資料館に寄贈した。「若い人には、ぜひこの活動をつなげていってほしい」と語る。

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