豊川で書家の権田拓朗さん美術ワークショップ/参加者たち楽しみながら学び体験
2025/06/23
小学2年生の参加者が自由に表現した作品を紹介する権田さん(桜ヶ丘ミュージアムで)
豊川市桜ヶ丘ミュージアムで22日、豊川市の書家、権田拓朗さんの美術ワークショップ「書のたのしみ 実用からアートまで」が開かれた。小学2年生から大人まで15人が参加し、「美しい文字」について学び、「自由な表現」を体験した。
前半では、美しい文字を書くためのコツを、古典を通して理論的に学び、美しい楷書に挑戦。権田さんは「手の運動によって自然に書かれているものが美しい」と話した。
古典をお手本に楷書を習った参加者は、2つ目の実践として自分の名前を書くことで美しい楷書を体験した。
後半では、古典作品の中から、権田さんが選んだ面白い楷書を鑑賞。きれいな楷書とは異なる書の魅力に触れた。その後参加者らは、自分の好きな文字を自由に書いて楽しんだ。
市立豊川東部中の渡辺芽衣咲さんは、「自由に書いていいんだということを知ってこれまでにない解放感を感じ、書くことを楽しめた」と感想を語った。
権田さんは「きれいに書いたものも、面白く書いたものも作品です。みなさんの作品が、今後どうなっていくか楽しみです」と話した。