生ごみ処理容器「キエーロ」導入

蒲郡・「変なホテル」内レストラン/環境問題考えて 子ども食堂イベントで稼働式

2025/06/23

「こども食堂」に集まった参加者ら(蒲郡市・シェフズトライテーブルで)

 蒲郡市海陽町の「変なホテル」内のレストラン「シェフズトライテーブル」は19日、子どもたちに食事を振る舞う「こども食堂」イベントを開いた。併せて環境問題について考えてもらおうと、微生物の力で生ごみを分解する処理容器「キエーロ」の稼働式を行った。

 キエーロは、箱の中に黒土が敷き詰められ、ごみを埋めるとバクテリアが分解してくれる仕組み。テラス席に集まった子どもたちと、鈴木寿明市長が力を合わせてキエーロに落ち葉を入れて、稼働を祝った。

 こども食堂では、小学生以下が無料、中学生以上は1人300円で食事が提供された。献立はナポリタンスパゲティとパンケーキで、親子ら150人が味わった。

 シェフズトライテーブルは、調理で出た野菜くずやビュッフェの食べ残しなどを堆肥化し、市内の畑で活用している。畑で取れた野菜をこども食堂で利用し、食品ロスの削減や資源の循環に役立てている。ほかにも、市内の製麺会社から出た麺の切れ端などを料理に取り入れてきた。

 料理長の広段勇介さんは「市が進めるサーキュラーエコノミー(循環経済)に共感して始めた。子どもたちにも伝えていきたい」と話している。

披露されたキエーロ(同)

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披露されたキエーロ(同)

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