災害廃棄物処理の課題など解説

豊川市桜町連区が防災研修会/市職員・篠原さん講演

2025/06/23

災害廃棄物処理の現状や課題を語った篠原さんの講演(桜町地区市民館で)

 一昨年6月の記録的豪雨で被害の大きかった豊川市桜町連区は22日、桜町地区市民館で防災研修会を開き、地域住民や来賓ら110人が参加した。

 地区内の小田渕在住で、市清掃事業課の篠原英明さんが登壇し、豊川市や、台風で被災した長野県長野市、能登半島地震の被災地での災害廃棄物処理の現状や教訓を、写真を交えながら語った。

 一昨年の水害では、市は迅速な判断で地区内4カ所に災害ごみの臨時集積所を設けたが、篠原さんは古いブラウン管テレビなどリサイクル費がかかる家電ごみが便乗して多かったことや、資源ごみ持ち去りが多発したことを踏まえ「今後は計画の定期的な見直しや職員の教育訓練、事前に集積所の場所を連区や町内会と決めておくことが必要」と話した。

 県職員による南海トラフ地震への備えをテーマにした研修もあった。

 鈴川智彦連区長は「一人一人が意識を高め、できることから準備してほしい」と期待。参加者にはブランケットや反射材などが配られ、防災会スタッフ長の古市修康さんも「皆さんが防災リーダーになってほしい」と呼びかけた。 

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