油絵を中心にリボン刺しゅうなど展示/バラエティー豊かに
2025/07/11
多彩な作品が並ぶ会場(豊橋市美術博物館で)
画家や絵画愛好家が集まる新洋画会東海支部展が、豊橋市美術博物館で開かれている。東京都美術館で開催された新洋画会展に出品された作品を中心に、支部員5人が作品を寄せた。
受賞作3作品を含む約20点が展示され、楽しめそうだ。佳作賞を受賞した大林雅春さんは、切り絵の作品を出品した。能面を細密に表現し、アクリル板で挟んで影を生かす展示を工夫した。同じく佳作賞の清水美知子さんは、新城市の四谷地区にある千枚田をみずみずしい筆づかいで生き生きと描き上げた。水田にはられた水の表情が印象に残る。
ヴィック賞を獲得した古橋光子さんは、苔むした木の幹をさまざまな緑を駆使して繊細に表した。他にも力作がそろい、見応えがある。
13日まで。油絵を中心にリボン刺しゅうなども見られ、バラエティ豊か。多くの観覧者が訪れ、作品を楽しんでいた。