「伊良湖みなとフェスタ」観光客らでにぎわう
2025/07/22
三河湾特別クルーズに出発するフェリー(田原市の伊良湖港で)
渥美半島の先端にある田原市の道の駅伊良湖クリスタルポルトなどで20日、今年も「伊良湖みなとフェスタ」(実行委員会主催)が行われ、大勢の観光客や住民らでにぎわった。
各便300人を募集した伊勢湾フェリー(鳥羽市)のフェリーに乗船する三河湾特別クルーズは、午前と午後に行われた。
伊良湖港から田原・姫島方面へ向かい、戻ってくる約2時間のクルーズ。今年は約1300人の応募があり、抽選で選ばれ乗船した人たちは、船上からの景色を楽しんだほか、船内で操舵(そうだ)室を見学したり、渥美半島の歴史を聞いたりした。午前の便に乗った地元の人は「とても良かった」と笑顔を見せ、小型のイルカ、スナメリも見られたという。
道の駅の周辺ではキッチンカーが並び、子どもたちのダンスなどステージイベントもあった。また、伊良湖にある伊勢湾海上交通センターが一般公開され、見学した女性2人は「初めて訪れましたが、管制室を見ることができ貴重な機会でした。三河湾クルーズはハズレたので、来年あれば応募したい」と話していた。
フェスタは3回目で、港に親しんでもらうとともに、航路の重要性に理解を深めてもらうなどの目的で開かれている。