児童らに海上保安官の魅力伝える
2025/07/27
呼吸器の装着体験を行う児童(三河海上保安署提供)
三河海上保安署は26日、豊橋市神野ふ頭町のカモメリアなどで小学生を招いたイベント「親子探検隊」を開いた。同市内の小学生と保護者の計63人が参加。職員が海上保安官の業務内容を紹介し、海の治安や環境を守る意義を伝えた。
職員は海上でのパトロールや環境保全活動を行うようすを動画で紹介。水質検査や空気呼吸器の装着体験なども行い、同保安署の巡視艇「ひめかぜ」では操舵(そうだ)室を公開した。
イベントは初開催。
近年は全国的に海上保安官の志望者が減少傾向にある。そのため、職務の魅力を分かりやすく周知するため「探検隊」と名付けて小学生を招いた。
子どもらには「未来の海上保安官・認定証」を授与。巡視艇に装備されたレーダーや海図を使いこなし、不審船の摘発や人命救助まで担う海上保安官の気高さを披露した。
同保安署の畑祥太郎署長は「イベントを通じて子どもらに興味を感じてもらい、将来は海上保安官になってもらいたい」と話している。