31日まで「平和を求めて とよはし」展
2025/08/03
戦争を語り継ぐ活動をパネルで紹介する(豊橋市中央図書館で)
第8回「平和を求めて とよはし」展「終戦から80年 わたしたちは語り継ぐ―繰り返してはならない戦争の惨禍―」が31日まで、豊橋市中央図書館2階展示コーナーで開かれている。市図書館・市平和教育研究委員会主催。入場無料。
豊川海軍工廠(こうしょう)空爆の際、47人が犠牲になった松操高等女学校(現在は廃校)の同窓生が、1988(昭和63)年に出版した戦争体験談集『母さんが中学生だったときに』を取り上げ、壮絶な戦争体験とそれを語り継ぐ活動を紹介する。
また、勤労学徒として動員された旧制中学校・国民学校の系譜をひく市内8校(高校7校、小中一貫学校1校)を取材。現在の生徒たちに受け継がれる平和への取り組みをパネルで説明する。
その他、「豊橋空襲を語りつぐ会」や豊橋ユネスコ協会、「豊川海軍工廠跡地保存をすすめる会」、「前日の会」など、市民団体が行う平和活動と、焼夷(しょうい)弾の実物や戦時中の服などの資料約100点と関連図書約100冊もあわせて展示する。