時習館高校で戦没者慰霊式典行う/豊橋
2025/08/07
献花する生徒たち(時習館高校で)
豊橋市の県立時習館高校で6日、1945(昭和20)年8月7日の豊川海軍工廠(こうしょう)空襲などで亡くなった生徒らを悼む「豊橋空襲・豊川海軍工廠戦没者慰霊式典」が校内の慰霊碑「早咲きの花」碑の前で行われた。歴史部と生徒会が主催した。
式には、歴史部の生徒をはじめ、生徒有志約80人が集まり、練習試合をしていた野球部員もユニホーム姿で参加した。練習試合の相手校、同朋高校の生徒も参列した。
歴史部の生徒が豊橋空襲と豊川海軍工廠などについて歴史を紹介し、豊橋空襲と豊川海軍工廠空襲などで亡くなった生徒と職員42人の名前を読み上げて冥福を祈った。生徒たちは犠牲者に黙祷を捧げ、献花して祈りを捧げた
歴史部の小川武琉部長は「地域の戦争の歴史に目を向けることが大切。この式典を後輩に引き継ぎ、絶対に続けていきたい」と話した。