ふるさと納税 東三河で36億円

総務省が寄付額まとめ/トップは蒲郡市17億円 豊橋市も3.7倍増に

2025/08/07

東三河自治体のふるさと納税実績(総務省発表資料から抜粋)

 東三河8市町村のふるさと納税寄付受入額は、合計で36億2027万円。24年度もトップは蒲郡市で、17億2716万円を集め東三河全体の半分近くを占めた。

 2番目に多かった田原市は11億1653万円。23年度は前年度から6倍以上の寄付額を集めたが、24年度も4億円以上を積み増した。返礼品は、従来のうなぎの蒲焼やメロンなどに加え、海苔(のり)やイチジクの人気が上昇しているという。

 前年度から3・7倍増の5億1296万円を集めたのが豊橋市。産業部観光プロモーション課では「24年度から力を入れ始めた」として、ふるさと納税に関わる運営業務を、飛騨市や田原市でも実績のあるヒダカラ(岐阜県飛騨市)に委託。同社のノウハウを生かしながら、返礼品情報を掲載するポータルサイトでの表示などを工夫した。「写真の数を増やしたり、キャッチコピーを考えたりして、見る人が買ってみたいと思うように工夫した」結果、うなぎやムキエビが人気となって寄付を集めた。担当者は「返礼品のポテンシャルはもともと高かったが、これまで生かし切れていなかった」と、寄付額急増の手ごたえを語った。

 ふるさと納税では、寄付した人の住民税が控除されることから、都市部の自治体などでは税収の流出が問題になってきたが、寄付額が5億円を超えた豊橋市でも今年度、13億円近い控除額が発生した。

写真やキャッチコピーで豊橋うなぎをPR(「ふるさとチョイス」から)

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