出荷量が県内1位の豊川市で
2025/08/08
収穫作業に追われる中村さん(豊川市大木町で)
アスパラガス出荷量県内1位の豊川市で、収穫や出荷が最盛期を迎えている。
アスパラガスは、春と夏の年に2度の旬があり、この時期の夏芽は8月の収穫量が一番多い。
JAひまわりアスパラガス部会に所属する大木町の中村毅さんの農園では、7日も午前5時から収穫作業に追われた。
夏芽収穫時の農園は、ふわふわとした葉が生い茂り、その下で真っすぐに育ったアスパラガスを、専用鎌で一本一本、27㌢の長さで収穫する。
暑さ対策として、ハウスの屋根に遮光材を塗って温度が上がりすぎないようにし、土づくりにも工夫を凝らした。
中村さんは「例年の1・5倍の収量になっている。太さは、例年と同じくらい。みずみずしく、シャキシャキと歯切れのいいおいしいアスパラガスに仕上がった」と話した。
同アスパラガス部会は、2005年からアスパラガスのハウス栽培を始め、栽培方法を確立させてきた。現在、部会員は37人。主力品種は「ウェルカム」。販売数量は年間97万パック。長野市、名古屋市などの市場と、近在市場に出荷している。