運営の質 落とさず持続を

豊橋のKMC産後ケアセンター開設1年/小石多紀子院長ら成果と課題語る

2025/08/08

親子を見守る小石院長㊨とスタッフ

 出産後の女性の心と体をケアし、育児を支援する「KMC産後ケアセンター」を、小石マタニティクリニック(豊橋市)が豊橋市つつじが丘に開設して1年がたった。1年の成果と課題を小石多紀子院長とスタッフに聞いた。

 東三河5市と静岡県の湖西、浜松各市と提携していて、保健所を通じて申し込むと助成が受けられる。1年での利用者は延べ1871人。次第に増えているが、まだ余裕はあるという。

 合併症としてうつを発症することの多い妊産婦のメンタルヘルスを支援し、育児もマンツーマンで指導。エステやリハビリもあり、「帰る時は皆さん晴れ晴れとされている」と小石院長。「365日、24時間体制の経営は大変だが、利用者が求めるものの質は落とさず持続させたい」と語る。

 2人の子どもに続いて双子を出産したという利用者の女性は「2週間前に続いて2回目の利用。今回は2泊3日で、ゆっくり眠れるのがうれしい」と話した。

 毎月第2土曜の午後2時から、施設見学会を行っている。見学の申し込みは、KMC産後ケアセンター=電話0532(66)5143=へ。

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