北設楽郡3町村と幸田町が職員合同研修
2025/08/25
グループごとに話し合う若手職員ら(豊根村役場で)
設楽、東栄、豊根の北設楽郡3町村に加え、幸田町も参加する役場職員の合同研修が21日、豊根村であった。若手16人が村役場に集まり、各町村の魅力や課題について話し合った後、バスで移動して新豊根ダムを視察した。
同じ三河の町村として職員の交流を深めようと、4年前から続く。幸田町を皮切りに持ち回りで担当し、今回で1周した。
冒頭にあいさつした豊根村の村松和重副村長は「行政サービスの複雑化により、複数町村で広域に取り組む事務事業が増えると予想される。気兼ねなく話せる間柄になれるよう、積極的に参加してほしい」と声をかけた。
グループワークでは観光スポットなどを互いに紹介したほか、仕事上の悩みも共有。中途退職の影響で業務の引き継ぎに苦労したといった課題が挙がっていた。
終了後、幸田町土木課の地主海真さんは「(北設3町村は)自然を生かした観光やグルメのピーアールに力を入れている。幸田も取り入れた方がいい」と話した。
広域で交流する意義については「災害で協力が必要になったときなど、連携が取りやすくなる」と指摘した。
東栄町総務課の村松修蔵さんは「設楽、豊根とは環境が似ているので、幸田が来てくれると新しい発見がある。ふるさと納税の取り組みなどが参考になった」と刺激を受けていた。
北設3町村の通常の職員研修は、新城市と合同で行われている。