悔し涙で終わった甲子園

田原市出身・横浜の主将 阿部葉太インタビュー/新たな舞台で夢の続き 目標は大学通算100安打

2025/08/25

阿部葉太が新たな目標へ挑戦する

 第107回全国高校野球選手権大会で準々決勝敗退、田原市出身で横浜(神奈川)の主将を務めた阿部葉太(3年)が聖地での戦いを振り返った。悲願の日本一には届かなかったが、新たな舞台で夢の続きに挑戦する。

 ◆甲子園の戦い
 阿部は「すごく楽しい大会だった。甲子園で優勝するために、仲間と一緒に日本一を目指し戦ってきた。準々決勝(県岐阜商)負けて悔しかったし、スタンドで応援してくれたみんなに申し訳ない気持ちだった」と激闘を振り返った。

 県岐阜商に負けた瞬間は「悲しくて、悔しかった。すべてを出し切った試合だったので素直に『良かった』とは言えないが、とても楽しい試合だった」。硬式中学野球・愛知豊橋Bの仲間がいる「豊橋中央と戦ってみたかった。ただ、同じ大会に出場できたのはすごいことだし、このメンバーと甲子園に出たことがうれしい」と喜んだ。

 ◆横浜高校
 親元を離れて「横浜高校で素晴らしい経験を積んだ。新チームが始まってから神宮大会、センバツで優勝して、夏はベスト8で終わったけれど、この1年間の記憶はすぐよみがえってくるし、心に刻まれている。母校への恩返しとして、上のステージに進んでも活躍したい。自分のプレーを貫いて戦っていきたい」と語った。

 ◆大学野球
 東京六大学野球での活躍が期待される中で「大学野球界を代表するような打者になりたい。100安打は好打者の証しだと思うので、そこを目標に頑張りたい。将来的には『プロ野球の世界へ挑戦したい』という思いがあるので、大学4年間で通用する心と体を作りたい。(メジャーリーグ挑戦のうわさもあるが)まずは、プロ野球で戦える選手になりたい。その先はその時に改めて考えたい」と話した。

 ◆後輩たちへ
 阿部は「自分が思っている以上に高校野球は短いので、1年生から戦う準備をして、甲子園で活躍してほしい」と愛知豊橋Bの後輩たちへエールを送った。

愛知豊橋Bの仲間たち

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