水道行政の運営資金不足分捻出/来年4月から約16%/豊橋市
2025/08/30
豊橋市上下水道局
豊橋市は水道料金について、来年4月から約16%の値上げを検討している。水道行政を運営する上で不足しそうな資金を捻出するため。12月定例議会で必要な条例改正を目指す。料金が改訂されれば42年ぶり。
29日に開かれた市議会建設消防委員会で、当局が考え方を示した。
市の説明では、来年度から4年間で水道事業に31億円余りが不足すると見積り、それを補える値上げ率を算出。一般的な家庭の1カ月の使用量(20立方メートル)に当てはめると、水道管の口径が13ミリの家で料金は241円増の1748円、同20ミリでは403円増の2922円になるとの目安を示した。
市によると、設備投資や借入金の返済に充てる内部留保資金は、来年度にマイナスになる見込み。新料金を適用するのは、内部留保の枯渇を避けるためという。
人口減少などの影響で水道使用量は減り、現在のままなら水道料金収入は右肩下がりと予測される。一方で、耐震化や老朽化対策の必要性から水道工事費は今後大幅に増える可能性がある。
市によれば、水道料金の改訂は1984年以来。
委員会の質疑では、共産党の鈴木みさ子市議が諸物価高騰の時期の料金改定に懸念を示した。市の担当課は、値上げしない代わりに借り入れを増額すれば「将来世代に負担を強いることになる」として理解を求めた。