手作りの「木のおもちゃ」届ける

「やなマルシェ」が石川県珠洲市の保育園に/新城

2025/09/19

木のおもちゃを受け取った副園長(前列右から2人目)と「やなマルシェ」の人たち=提供

 新城市の八名地区で開かれている朝市の「やなマルシェ」の運営者と出店者ら15人が8日、石川県珠洲市の認定保育園つばき保育園に、手作りの木のおもちゃ「木の音のさんぽ道」2台を届けた。

 同マルシェ出店者の一人で豊橋の大工、田中孝司さん(56)が考案して作った木のおもちゃで、木玉を転がすといろいろな音がでる仕組みになっている。

 この日、田中さんたち一行を出迎えた佐渡智子副園長(54)は、「子どもたちにありがとう。大切に使わせていただきます」と感謝し、田中さんたちは「今後も力になりたい」と気持ちを伝えた。

 やなマルシェは、能登半島地震発災直後から能登応援募金箱を設け、集まった義援金で同園が必要とする物品を購入し、支援物資として送ってきた。

 今回は、直接届けたいと現地に出向き、発災後1年8カ月たった被災地の様子を自分たちの目で見てきた。さらに輪島市でボランティア活動をしている人たちから被災地の現状や暮らしについて話を聴いた。

 田中さんは「話を伺うことで支援の仕方について改めて考えようとマルシェのメンバーで話し合った。今後も、自分たちにできる復興支援を続けていきたい」と語った。

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