安定感やフィット感を優先/中部生涯学習センターで地域力向上講座開く/豊橋
2025/09/21
講演する塩之谷さん(豊橋市内で)
豊橋市東松山町の中部生涯学習センター(小嶋秀高センター長)は20日、地域力向上講座「その症状、『靴のせい』かもしれませんよ~いつまでも若々しく歩くための足と靴の基礎知識~」を開き、市内生涯学習センター18館に向けてオンライン配信した。
医療法人「塩之谷整形外科」(市内植田町)の塩之谷香理事長兼院長が講師となり、転倒や歩行障害を防ぐための正しい靴選びや爪のケアについて、臨床経験をもとに詳しく説明した。会場では約50人が参加した。
塩之谷理事長は、良い靴の基本条件について、サイズが合っていること、かかとが硬いこと、曲がる位置が足と一致していること、甲を固定できること、靴底がすり減っていないことを挙げ、「安定感やフィット感を優先すると、足の健康寿命を延ばせる」と強調した。
実際の巻き爪の写真を見せながら、超弾性ワイヤーを使って元の平らな爪に戻していく治療法も紹介。「痛みが取れればよいのか、変形を戻したいのかは人それぞれ。心理をくみ取って対応している」と話した。
講座は、昨年の「子どもの足と靴」に続く第2弾。