ヒノキの葉の精油づくり

設楽中1年生が「奥三河蒸留所」で蒸留やクラフト体験

2025/09/24

ヒノキの葉を蒸留装置に入れる生徒(新城市能登瀬の奥三河蒸留所で)

 設楽町立設楽中学校1年生29人が22日、訪れた新城市能登瀬の精油(エッセンシャルオイル)の生産拠点「奥三河蒸留所」(ランド・阿部晃社長)で蒸留やクラフトの体験をした。

 生徒らは、蒸留システムで植物の枝や葉から香り成分のオイルとフローラルウォーター(芳香蒸留水)ができることを知り、グループごとに準備されたヒノキの枝から葉を取ってまとめ、蒸留装置に丁寧に入れていった。

 蒸留されるまでの間、阿部社長から蒸留やアロマセラピーの説明を受け、香り植物が時や場所などに応じて虫や雑菌の嫌う成分を出して身を守る話なども聞いた。

 蒸留した後、自分の好きな香りを選び、重曹、クエン酸などを混ぜてハーブソープやバスボムを作り、楽しんだ。

 最後に阿部さんは「山でしかできないこの香り産業を高めていきたい」と意欲を見せ、「奥三河で作ってよそに売ることが大切。設楽町でしかできないことをやってほしい」と生徒にエールを送った。

 体験した一人、長坂珠希さん(12)は「蒸留所の存在は知っていたが、体験で身近になった」といい、「バスボムを自分で作ったのは初めて。お風呂に入るのが楽しみ」と喜んだ。

 松井香乃歌さん(13)は「蒸留所で自然の豊かさを感じた。蒸留の工程も面白かった」と感想を述べた。

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ヒノキの葉を蒸留装置に入れる生徒(新城市能登瀬の奥三河蒸留所で)

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