流派を超え三河の書道家が集合

豊橋市美術博物館/28日まで全三河書道百選展

2025/09/24

多彩な作品が並ぶ会場(豊橋市美術博物館で)

 東西三河のよりすぐりの作品を集めた「全三河書道百選展」の豊橋展が23日、豊橋市美術博物館で始まった。東西三河の書家103人が1点ずつ作品を寄せた。展覧会のために制作された個性ある作品がそろい、見応えがありそうだ。

 出展した一人、波切童州さんは、薄墨で大胆に「遊亀」と書き上げた。日本独自の薄墨の美しい「にじみ」を強調し、優雅な遊びを表現した。近藤由紀枝さんはかなで万葉の歌3首を書いた。文字の流れと配置を工夫し、かなならではの魅力を生き生きと表した。

 流派を超えた書家が一堂に会する機会は少なく、さまざまな書を楽しむ貴重な展覧会。波切さんは「さまざまな文字の違いを楽しんでほしい。書は心で感じるもの。好きだと思える作品に出会って」と来場を呼びかけている。会場では豊橋筆の実演と特別価格での販売も行っている。28日まで。

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