プレゼン能力など向上と受験者増狙う
2025/10/01
新入職員によるグループワークの様子(豊橋市提供)
豊橋市は入庁1年目の職員が内容を考え、プレゼンテーションも行う新規採用のための説明会を初めて企画した。受験申込者数の増加や新入職員の能力向上につなげる狙いだ。
4、11両日の午前中に市役所で開催する説明会では、新人らが半年間働いて気づいたことを含め、地方自治体の仕事について来場者に直接話をする。
市が新たに始めた職員研修の一環。今年4月に就職した新人約70人は10のグループに分かれ、8月からそれぞれテーマを設定して2027年4月の採用予定者対象の説明会に向けた資料を作り込んできた。
従来の市役所のイメージにありがちな窓口業務以外に企業とのコラボレーションや海外での物販といった仕事もあること、出勤した一日の流れや支給される手当の紹介など、募集要項の説明が主だった以前の採用説明会では触れられなかった話題がテーマに挙がっている。就職活動を経験して間もないからこそ分かる、就活生が本当に知りたい情報を提供し、採用試験の受験者を増やしたいと市は考えている。
研修を通じて、職員の対人能力やプレゼン能力が磨かれることにも期待している。
説明会の定員は申し込み順に各日50人。二次元コードから申し込む。
市人事課の山口洋幸課長補佐は「積極的に参加してほしい」と呼びかけている。