自動運転バスの社会実装目指す新事業/豊川
2025/10/01
自動運転バスの停留所となるイオンモール豊川を出発するバス(豊川市白鳥町で)
豊川市は、路線バスの運転手不足を解消するため、自動運転バスの社会実装を目指す新事業の委託先をNTTドコモビジネス東海支社(名古屋市東区)に決定したと9月30日発表した。同社が提案した参考見積額は4510万円。
市によると、ドコモビジネス東海支社は自動運転システムを備えた電気自動車両の調達や、公安委員会や道路管理者との協議といった運行準備を経て12月以降に2週間程度、主に姫街道や開運通を走るルートで運行する。原則は自動運転で、必要に応じて手動操作に切り替える。業務期間は来年2月20日まで。
停留所はイオンモール豊川、野口町、諏訪神社、豊川体育館前西、豊川市役所前、免許センター前、金屋元町、イオン豊川店、開運通二丁目、開運通一丁目、稲荷前、豊川駅前の12カ所。運行ダイヤを市と協議する。運賃は無料。災害発生時や悪天候、交通規制などがある場合は運休となる。
この東海支社は自動運転導入にかかる実証調査も担い、期間中の1日ごとの利用者数や走行データ、成果などを報告書にまとめて市に提出する。