「手話で繋がるマルシェ」初開催

12日に田原市田原文化会館一帯で

2025/10/03

「手話で繋がるマルシェ」をPRする河合さん(豊橋市内で)

 東三河の人たちに手話を知ってもらおうと「手話で繋(つな)がるマルシェ」(手話マルシェ)が12日、田原市田原文化会館一帯で行われる。出店する店舗は筆談や手話で接客し、主催者は「障害のある人もない人も、みんなで楽しめるイベントに」と話している。

 手話マルシェを開催するのは、エステなどのプライベートサロン「彩温」を営む個人事業主で、今後、手話で伝えるヨガなども目指している田原市の河合美保さん。難聴の次男(小学生)と「話したい」との思いから手話を学ぶようになった過程で、多くの人が手話を知るきっかけになるイベントの開催を以前から考えていた。「いろいろな人に教えてもらい、手助けしてもらっています」と感謝し、初開催にこぎつけた。

 田原文化会館の多目的ホールなど屋内で雑貨や小物、美容、アート関連など21店舗、会館隣接のはなのき広場に飲食、整体のキッチンカー(12店舗)が出店する。聴覚障害者も出店する。輪投げ、射的などの「こども縁日」では障害のある子を含め子どもたちが接客し、豊橋聾学校PTAもハンドメイド作品などを用意する。

 はなのき広場ステージでは、聴覚障害者の手話ボーカルあきさんとボーカルみささんら5人組バンド「無限ホープ」が演奏を披露し、聴覚障害者Masakoさんによる手話ヨガも行われる。

 準備を進める河合さんは「マルシェを通じ手話を知ってもらうのと、障害のある人ない人が繋がって、これが当たり前のようになると、ありがたいです」と話している。

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