業界へ興味持って/来月21日に親子見学会
2025/10/03
豊橋田原ごみ処理施設の完成イメージ(提供)
豊橋市と田原市が共同で建設しているごみ処理施設は、工事が佳境を迎えている。11月には親子向けの見学会が予定されている。
将来的に両市のごみを受け入れる豊橋田原ごみ処理施設は、豊橋市豊栄町にあるごみ処理施設「資源化センター」の敷地内で第1期工事が進められている。2つの焼却炉を備え、1日あたり417トンのごみを処理する施設規模になる見通しだ。2028年4月から31年8月までの第2期工事では、同市単独のリサイクル施設が整備される。
愛知県の方針に沿って2市でごみを共同処理し、施設の建設・維持費の節減や環境負荷の軽減を目指す。28年3月に第1期工事が完了した後、20年間の運営費を含めた建設工事の契約額は685億7620万円。
22年9月に着工した第1期工事も半ばを過ぎ、現在は地下約15㍍まで掘り下げ、焼却炉が入る建物の鉄骨を徐々に組み上げている最中だという。
このめったに見られない工事現場を見てもらおうと、2市は11月21日に小学4年生~中学生とその保護者を対象にした見学会を開く。ごみ処理のほか、建設業界にも興味を持ってもらおうと、実際の工事のように足場の組み立てや左官塗りなどが体験できる機会を提供する。
申し込みの締め切りは31日。定員は40人程度で、市内外を問わないが申し込み多数の場合は豊橋、田原両市民を優先するという。
問い合わせは、豊橋市環境部施設建設室=電話0532(38)0777=へ。