竹のおもちゃ作りやジビエで自然学ぶ
2025/10/13
シカ肉を味わう浅見さん親子(新城市大海の「民宿ながら」で)
ECOキッズフェスタ「竹のおもちゃ作りとジビエで自然を学ぼう」が12日、新城市大海の「民宿ながら」で開かれ、30人の親子らが参加した。グランドマルシェECOの会(金子エリカ代表)主催。
山の仙人「ししょー」にふんした人間環境大学の江口和則教授が、モウソウチク、マダケ、ハチクなどの竹の特徴、利用の仕方、竹と動物とのつながりなどを、クイズ形式で解説した。
金子代表は、ジビエになる動物、この日昼食に出るシカ肉について説明した。くくりわなにかかったシカを苦しめないように止め刺しをすること、肉を熟成させて柔らかくすること、調理しやすいように脱骨することなどを伝えた。
参加者らは、ジビエを食べることがエコにつながり、自然や人を守ることになることを学んだ。初めて参加した鳳来中1年の瀬野尾航介さんは「竹やジビエについて楽しく教えてもらい、知らないことがわかった」と話し「シカ肉が好きなのでお昼が楽しみ」と昼食を待った。
バーベキュー場では、作った竹飯ごうで米を炊き、スタッフがシカ肉を調理した。参加者はテーブルにつき、お焦げのある竹飯ごうで炊いたご飯と焼きたてのシカ肉を口にした。親子で参加した八名小3年の浅見紗良さんは「やわらかくておいしい」「さっぱりして健康的」と笑顔で味わっていた。
午後からは、竹の弓矢づくりをし、弓矢で的跡ゲームをして楽しんだ。
金子代表は「募集した日に定員いっぱいになった。次回は定員を多くしたい」と話した。