設楽署と防犯少年団の共同啓発活動/固定国際停止や対策アプリ推奨
2025/10/16
絵はがきを手にした防犯少年団制服姿の児童ら(豊根村立豊根小学校で)=提供
設楽署は14日、署員作成の絵はがき「ちょっと待っ手紙」を使った特殊詐欺防止啓発活動を、防犯少年団モデル校の豊根村立豊根小学校で実施した。
活動には、防犯少年団員の5、6年生8人のほか、4年生以下の全児童34人、シタラレンジャーにふんする署員ら3人、北設楽防犯協会職員1人が参加した。
絵はがきには「その電話!サギかも!ちょっと待っ手紙」(ちょっとまってがみ)と注意喚起の文言が書かれている。顔が空白の人物も描かれており、児童らは空白部分に自分の顔写真を貼った。祖父母や家族を思い浮かべながら「知らない番号から電話があったら出ないでね」「変な電話があったらすぐ知らせてね」など特殊詐欺注意のメッセージを記入した。
絵はがきは、直接児童が渡すか、郵送で祖父母らの手に届く。
佐藤雅史生活安全課長は「孫世代も含め、家族で特殊詐欺について話をして関心を持つことが大切。絵はがきが特殊詐欺被害防止につながってほしい」と期待を寄せる。
署では、自宅固定電話の国際電話利用休止申込、携帯電話への詐欺対策アプリのインストールなどの対策も推奨している。