子どもたちの自由な発想が楽しめる/市美博で「MOA美術館豊橋児童作品展」
2025/10/16
多彩な作品が並ぶ会場(豊橋市美術博物館で)
児童の絵画・書写作品を紹介する「MOA美術館豊橋児童作品展」が15日、豊橋市美術博物館で始まった。児童の絵画と書写の入賞・入選作が多数展示されている。
豊橋市立新川小学校4年の清田茉莉花さんは、大きなクジラとダイビングする自分の姿を生き生きと描いた。クジラが潮を吹く時の飛沫や、空に浮かぶ雲などを工夫して表現し、印象に残る。同花田小4年の中村日咲さんは、相棒だというバスケットシューズを大きく書いた。さまざまな種類の白を使い、細部まで丁寧に描き込み印象に残る。
大きく伸びやかな文字で「はす」と書いたのは、同東田小2年の土井七緒さん。戦後80年で訪れた広島で見つけたハスに平和への思いを込めたという。他にも力作がそろい、楽しめそうだ。
19日まで。子どもの豊かな心を育てることを目的に開催され、今回で36回目の同作品展。子どもたちの自由な発想を楽しめる機会となっている。