名前は来園者投票で決定/のんほいパーク
2025/10/23
母親のマルタにしがみつくチンパンジーの赤ちゃん(豊橋市提供)
豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で9月に生まれたチンパンジーの雄の赤ちゃんが26日から、一般公開される。
健康状態に配慮し、チンパンジー屋内展示場で毎週日曜の午前中に展示予定。それ以外の曜日は、赤ちゃんの様子を見ながら不定期に展示するという。
公開後、11月24日まで名前の投票を来園者から受け付ける。あらかじめ園で用意した5つの候補(マルオ、ムク、カズヒコ、ツキミ、グドール)の中から気に入ったものを1つ選び、展示場前に掲示された二次元コードを読み取り投票する。得票が一番多かった名前に決まるという。
園の渡邉菜美獣医師は「かわいい赤ちゃんの姿を見ながら、すてきな名前を決めてほしい」と話している。
園によると、チンパンジーは西アフリカから中央アフリカの赤道付近に生息。開発などですみかにしている森林が減り、生息数は減少傾向にあるという。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。